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うだつの上がる家解体工事 2020/9/1

お盆明けから始まった解体工事が先日終了した。
うだつの上がる家のお施主さんと初めて出会ったのは2年前、
ひょんなことから知り合いになり、その後、築150年の家を購入された。
この家は、本建ちと言われる通し柱が延びる部分はもちろん石場建てだが、それに取り付く下屋根部分は数十年前に改修され、基礎の上に乗せ改修されていた。
本来なら、石場の家には石場建てで直すべきだが、当時の大工たちは、工法そのものを理解しておらず、下屋根部分は基礎をするという愚策をとった。
石場建ての家の基礎の部分をつけるということは、地震が起きれば揺れ方が変わるということだ。すなわち、揺れ方が違えば家の壊れ方も違うということだ。

解体工事は、外注にお願いした。解体工事の責任者は幼稚園からの同級生で、物も言いやすい、以前大工をしていたこともあり、傷をつけたらいけないところや、切ってはいけないところは心得ていて、口出すことはあまりなく、工事はスムーズに進んでいく。

お盆明けの暑い最中から解体が始まり、解体工事はみるみる進む。
近年の改修なので、やはり産業廃棄物の山だ。

二階部分の壁はほぼ石膏ボードに覆われていてたちが悪い。何がたちが悪いかと言うと、とにかく処分費が高額だ。当時の大工たちは、自分たちが張りやすく、低コストに抑えれるために石膏ボードを選んだのだろうが、あとに残さされた物からすればたまったものではない。まさに負の遺産だ。
ちなみに、近年の家はこれに比にならないくらいの石膏ボードが使われている。
家の購入時は何とも思わないだろうが、次の世代が解体するときは愕然とするだろう。
やはり、石膏ボードを家づくりの建材として使ってはいけない事を再確認する。

解体も無事に終了し、整地も終わり、細い足固めが姿を現した。
これこそが、当時の工法と現代の石場建ての違いで、このヒョロヒョロの足固めでは、柱に差さる面が少ないので、曲げの力が全く発揮されていない。
これからの改修は、見てくれだけの改修ではなく、家の強度を上げる為に大きな足固めを使い、柱をガッチリとホールドし、曲げの力を発揮できる建物に改修する。

最後に女性社員さんが手厚く土壁を撹拌。土づくりにまで協力いただいた。
ただ、かなり臭く数日間匂いが取れなかったようだが、藁のリグニンがお肌をスベスベにしたのでは?
解体業者さんには、身の危険を感じる暑さの中作業頂いてとても感謝している。

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