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ゴミの出ない家づくり2020/7/17

最高の室内環境を作る工事、解体から数えて二カ月弱。残す木工事も数日。昨日はトイレの木工事が完了した。

昨日は、腰板を張り、土壁の下地となる木ずりを打ち終えた。オーディオルームと使う材料はほぼ同じだが、少し施工方法を変え、トイレの腰板は板のジョイントに押さえを打ち付ける目板張りで施工させて頂いた。

高野山の杉のカウンター

手洗いカウンターは、高野山の杉。見えている部分の年輪を数えても約200年。目が込みすぎて見えないくらいの年輪だ。
若い杉の刺すような攻撃的な匂いとは少し違い、樹齢数百年の杉は、まろやかで甘い香りがする。年数や土壌の差でここまで違いが出ることを実感した。 弘法大師さんが開いた高野山という聖地で、数百年の途方もない時間立っていたと思うと何だか感慨深い。

さて、この改修工事の目的は、合板を多用した悪い室内環境から、杉の赤身と発酵土を使い、最高の室内環境を作るのが目的だ。

杉の赤身を使う事で、室内がまろやかな空気に包まれていて、気分が安らぐように感じる。やはりこの感覚は、杉が発するセスキテルペンの効果だと思う。
ここに使用したすべての材が、化学物質を含んでいないので使い終えたとしても薪として使えるので産業廃棄物にならない。
体に良い家、健康的な家=ごみの出ない家だ。

ゴミの出ない家と聞くと、不思議に思われるかもしれないが、現代日本の住宅事情は、ゴミになるものでしか作られていない。
構造材はボンドで固められた集成材、
床材は合板フローリング、
壁は石膏ボード又は合板にビニールクロス貼り、
素材のほとんどに化学物質が使われていて、使用後は産業廃棄物にしかならなず、化学物質なので使い終えても薪などの燃料にもならない。

家のすべての素材が化学物質なので、室内環境も悪く体の免疫力も下がり病気にもなりやすい。合板は帯電しやすい為ホコリがたまりやすい、ホコリがたまればカビやダニの住処となり、それを吸い込んで生活しているのでアレルギーの人が増え続けるのも納得できる。

日本の住宅のほとんどがこのような方法で建てられているが、はたして住まい手はこれで良いのか?高いお金を払って不健康を買っていて、自分だけの問題で済めば授業料として片付けられるが、次世代にまで産業廃棄物という負の遺産を残していて、次に引き継いだ世代はたまったものではない。
健康の事、地球環境の事を考える住まい手が増えることを願いながら、今日も工事は進む。

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