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無垢の木

わが社では、家に使用する材料に、合板などの化学的に作られた素材は絶対に使わない事を心に決めています。なぜかというと、①室内環境が悪くなりひとの免疫力を下げる。②自然に還らず産業廃棄物にしかならず地球環境に悪い。③合板は味気なく、ただ単純に見たくもないし触りたくもない。

と、いうことで、今日は③のお話。

先日、以前に購入していた材木が入荷しました。それは主にテーブル材として買ったものです。

入荷したテーブル材

入荷したので乾燥を早める為に早速並べてみました。手前から、ウォールナット、300年生杉、モンキーポッドの板が並びます。特に高価で銘木でもないですが、こうして並べれば木の特徴を見ているだけで気持ちも良いです。

タモと杉

反対側にはタモと杉が並びます。これらの木はまだ、嫁ぎ先はまだ決まっていません。時々、お客さんが来られるので、見て頂いた木の好きな方の元に嫁げばと思っています。

板の前に立ち、この木をどう使おうか、どこに使おうか、どんな仕上がりにしようかと、嫁ぎ先が決まっていないながらにも妄想は膨らみます。無垢の木はこのようにいろんな表情を見せてくれて、視覚的にも人をリラックスさせてくれます。

さて、今日、5/3は3月から依頼を受け、お待たせをしていた玄関式台をようやく完成させました。

欅の式台

お施主様からは、「玄関先なので、そこそこの仕上がりになるようにと、費用も高価になりすぎないように」と依頼を受けました。在庫であったのは欅の階段材。階段材なので1m材です。高級感を出すには欅をどうしても使いたいということで悩んだ結果、縦板で八枚をハギ合わせ、箱の式台が出来ました。

出来上がってしまえば何でもないようですが、木は狂うのでいろんな細工をしています。あと、木には使い方があり、踏板はすべて元口を玄関側に向け、末口を部屋側に向けています。これは木が水を根元から末口方向に吸い上げるように、このお家と住まい手に運や良い気が入ってくるように願いを込めながら木を使う事で住まい手の幸せを祈っています。

木はすぐに使えない

木は伐ったらすぐに使えるものではありません。なぜなら、水を含んでいるために乾燥期間が必要です。針葉樹なら最低ひと夏を越し、広葉樹なら厚み1寸に対して1年。3寸厚なら3年という具合に乾燥に時間が掛かります。


The time is moneyの世の中

利益優先の現代日本。より早くより利益を上げるには、材木の乾燥に時間はかけられないので、木の細胞を壊してしまう高温乾燥材やアレルギーやシックハウスの原因になる接着剤を使用した合板や集成材が多用されています。

作り手も住まい手も、この材を使う事でどう感じるのか、使い終えた後どうなるのか、それを作ることで楽しいのかを考え、健康的で環境にやさしい正しい材料を選ぶことで、世の中が少しでも良くなればと思います。

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