木の力

免疫力アップ 

木の力


木のある暮らしは、住まい手を幸せにします。なぜなら木には住まい手を健康にさせる力があるからです。木には驚くべき力があります。

1.木のあたたかさ

木は、実際に熱を放っている訳でもなく、視覚と手でさわった感覚であたたかさを感じますが、他にどんなあたたかさがあるんでしょうか?木のあたたかさを実証した実験が静岡大学のマウスの実験です。マウスを木製ゲージと金属製ゲージとコンクリート製ゲージに入れた実験。

コンクリートのゲージで飼ったマウスはストレスがたまり狂暴になり子供を食い殺し、木製ゲージのマウスは子供をやさしく育てた。そして、木製ゲージのマウスの方が長生きします。原因はコンクリートの室内環境が悪いのと、コンクリートは失熱が大きいということです。つまり、コンクリートが体温を奪い、体温が下がることで免疫力も下がるということです。

2.木の殺菌力

木には驚くべき殺菌力があります。2018年11月から、自社で木の殺菌力の実験をしています。写真は左から新建材(針葉樹合板+石膏ボード+ウレタンボンド)・杉・桧・新建材と柿渋ウエスのビンにそれぞれパンが入っています。一番右の柿渋ですが、柿渋にはホルムアルデヒドを分解する作用があるとのことなので実験しました。

先ず、変化が起こったのは、新建材のビンが5日目にカビが生えました。そして、10日目に新建材柿渋ウエスにカビが生えました。これは、柿渋が5日間ホルムアルデヒドに持ちこたえた結果でしょう。

そして、時が過ぎ、2020年1月現在、杉・桧のビンにはカビは生えません。

杉のビン

桧のビン

ちなみに新建材のビンは

家の建材の使い方でこれほどまでに差が出るのは驚きです。新建材の家づくりと無垢の木の家づくりでは、どちらが健康的に暮らせるかは明白ですね。

3.木のリラックス効果

森を散歩すると気分がいいのは、木から出るフィトンチッドという成分のためだといわれていますすが、そのフィトンチッドを使った実験の結果、血圧が下がったり、脈拍の乱れが少なくなるなど、木の成分には私たちをリラックスさせる効果があることがわかりました。
また、樹木が持つ独特の芳香には、気分を落ち着かせる効能があるといわれています。例えば、木の香りのする部屋で就寝すると疲れが早く取れるといわれています。ストレスの多い現代人にとって、木の家は理想の住まいといえるでしょう。

4・木の調湿性

私の事務所兼住宅は、木と土でできています。柱や梁、差し鴨居、桁、母屋などの構造がすべて化粧なので、すべての構造材が湿気を吸い調湿します。


無垢の木には、ある程度まで乾燥すると、周囲の水分を吸放出して自らの水分を保とうとする性質があります。たとえば周囲の湿度が高い時には空気中の水分を吸収し、空気が乾燥して湿度が低い時には自らの水分を放出することで、常に60%前後の湿度に調節してくれます。これを調湿作用と呼び、木が建材として加工された後もしっかりと生きている証拠でもあります。このため無垢材を使用した室内では、湿度の変動を抑え、結露の少ない、快適で健康的な空間を作り出すことができます。ちなみに60%前後の湿度は、人が快適に過ごせ、カビやダニ、ウイルスが発生しにくい湿度でもあります。

予防医療の木の家

日本の国家予算の半分にまで増える医療費。これは、個々の人々が節制をせずに生活をしている証拠だと思います。体を健康に保つには、体温を上げる事で、体温が1度上がれば免疫力は5倍上がります。木に囲まれた生活をすることで、良い空気を吸い、暖かでリラックスした暮らしで免疫力を上げ、生活をしながら健康を手に入れることができます。健康はほとんどは体に入るもので決まります。食はもちろんの事ですが、住環境も見直すことが健康への一番の近道です。

伝統構法の家のページへ進む

小川建築のフォローはこちらから